オリーブオイル買い付けの旅

去年の12月に、オリーブオイルの買い付けのために、バジリカータ州の外周(?)を回って来ました。

初めて訪れる農家も多かったのですが、いつにもまして「自然だけ」(畑もないし羊の放牧も見ない)のような場所で、ローカル線の鈍行列車を意図せず貸し切りにすることも、1度や2度ならずありました。
そんな時、一抹の不安が頭をよぎることもたまにはあります。

 

駅に着いたらちゃんと迎えに来てくれてるかな〜

 

もちろん、迎えに来てくれない場合のことを考えて、迎えが必要な所に行く時は、午前中に着く予定にしています。
最悪の場合でも、そこから別の場所に移動ができるからです。

が、時々停車する駅はすべて無人駅で、車窓には建物など見えず、人影も車さえもないあまりにも人里を離れたような景色の中を、貸し切りの列車でゆっくりとそして延々走っているうちに、その上太陽も出てなかったりすると、別の不安が頭をもたげる時があります。

私はここで何をしてるのか?否、何をしようとしてるのか?私は果たしてこんなことをしていていいのだろうか?などなど……

そういう不安はすぐに頭を振って打ち消しますが、孤独感や不安感は旅の臨場感でもあるような気がします。

campagna-serre-persano

Contursi-Terme

これらはまだ人里に近い駅です。

州境

この日の、待ち合わせの駅近くです。この川の右がカンパーニア州、左がバジリカータ州です。

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オリーブオイル鑑定士初級講座修了

attestato

土曜日に講座が終了し、無事に証明書をもらいました。
たぶん、皆、パスするようになってるとは思うのですが、それでもうれしかったです。

鑑定士の免状をもらうには、まだ上級の講座を受講しなければいけません。
来年の春頃開催の予定だそうです。

オリーブオイルの味見

classe2

私が通う講座も、明日で終わりです。

皆味見も慣れて来て、指導されなくても、自然にコップに入ったオイルを両手で包んで温めるようになりました。

それぞれ、理由があってこの講座を受講しているのですが、よく聞くのが、今まで欠陥オイルの味を知らなかったため、欠陥のものでも普通に食べていたということです。

写真の一番右の人は、ある欠陥オイルの味見をした時、「僕の姑の家で食べるオイルの味だ〜!!」と、目をむいて怒鳴っていました。

オリーブオイル鑑定士の講座

オリーブオイル鑑定士の講座を受講するため、イタリアに来ています。
3〜8日まで行われ、今日は5日目です。

1日目は、オリーブオイルについての説明で、2日目から実際の味見(テイスティング)と、講師と1対1での試験が行われています。

オリーブオイルの風味の特質の検査はパネルテストという方法で行われます。
パネルテストというのは、適切に選ばれ、訓練を受けたエキスパート(オリーブオイル鑑定士)が8人から12人で1つのグループを構成し、彼らが各々味見をして行われます。
それぞれが点数をつけ、カポ・パネルと呼ばれるグループの長が、各々の採点の真ん中の値を出し、それがオリーブオイルの評価になります。
(採点結果がカポ・パネルの採点と大きく異なる場合は、カポ・パネルによって修正が行われるかもしれません。)

そのテストによって、エキストラバージン・オリーブオイル、バージン・オリーブオイル、ランパンテの3つに分類され、かつ、オイルの風味の特質も評価が決まります。

昨日、生徒たちで疑似パネルテストを行いました。
これは、講師と1対1でのテストとは違い、非常に楽しいものでした。

クラスには常にメインの講師とサブの講師がいるのですが、生徒の中で意見が分かれた1つのオリーブオイルについては、講師2人も意見が分かれ、結局意見はあまりまとまりませんでした。
だから、パネルテストというのはグループで行われるのだなと、ひとりで納得していました。

授業風景です。出席率が少し悪いです。

classe

オリーブオイル

マテーラの倉庫で出荷を待っていた当店のオリーブオイルのことを、地震と津波と原発事故のショックで、コロッと忘れていました。

現地の生産農家から私の様子を尋ねる連絡が来て、ハッと思い出し、あわてて手配をしたのですが、ともかく救援物資が優先だということ、救援物資は成田に送られるので、その他の貨物が関空に回されている、などという話しを運送会社の方から聞きました。
だったら少し待った方がいいかなとも思ったのですが、状況がどうなるかわからないから、出荷した方がいいと言われ、マテーラを発ったのが18日で、今日の夕方に関空着です。
意外と早かったです。

さきほど、通関をお願いしているところから連絡があり、やはり成田行きの貨物が関空に来ているようで、パニック状態の忙しさだそうです。