オリーブ農家 ディベンガ Di Benga

dibenga

去年の12月に訪ねた、バジリカータ州の北東のはしっこにあるラポッラという小さな村にあるオリーブ農家の話しです。

今まで、マイアーティカやオリアローラデルブラダーノといった大木のオリーブに目が慣れていた私にとっては、とても新鮮なオリーブ畑をここでは見ることができました。

多くはオリアローラデルドルチェという名前のオリーブで、この木はぐねぐねと曲がりながら成長するのでとても特徴的で、でも幹はあまり太くはならないので繊細なんですが、またこの農園では年輪を重ねた木が多く、木肌の色が黒っぽいからか、まるで墨絵の世界にいるような気がしました。

本当にとても美しいオリーブ畑でした。

この農家のお嫁さんとは、オリーブオイル鑑定士の講座で一緒だったので、そのご縁でこの時の訪問につながったのですが、かなり制約のあった時間の中で、めいっぱい色々案内して見せてくれて、説明してくれてありがたかったのですが、いかんせん欲張りすぎて、結局よくわからなかったことも多く、残念でした。

こちらの農家については、またご紹介します。

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マッシモさん

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オリーブオイル「ダンナート」を作っているオリーブ農家のマッシモさんのことです。

去年の12月にマテーラで、オリーブの収穫、搾油、配達や有機認証機関(ICEA)などでの打ち合わせ等々に同行させてもらいました。

 

印刷所(かな?)でコピーのでき上がりを待っている時、急にマッシモさんが外へ出て行きました。するとロマの少女が近寄って来て、クリスマスの飾りを色々とマッシモさんに売り始めました。
とりあえず1枚、2枚と大きなシールのようなものを買い、少女が強く勧めるので、最後には電飾まで買ってました。

別の日、信号待ちをしている時、急にポケットから財布を出してゴソゴソしているので、どうしたのかなと見ていると、物売りの人(ティッシュや靴下などを売っています)が車に近づいて来ました。たぶんいつもここで買っていて、物売りの人とも顔見知りなのかもしれません。

ちょっと驚いてしまい、マッシモさんって優しいっていうか、慈悲深いね〜、と、思わず言ってしまいました。
すると、「収入の10%は恵まれない人に寄付するというのが、うちの祖父から代々の教育で、…」云々という話しをしてくれました。

オリーブオイルのサンプルの配り方も太っ腹で、私もいつも、下手すると250mlを6本とかもらってしまい、こんなに重いものは日本に持って帰れないし、逆に迷惑っていうか…ブツブツブツ……ということになってます。
車で町中を走りながら、友だちを見つける度に、新しいオイルのサンプルだと渡している様子は、サンタがプレゼントを配ってるようにも見えます。

12月のマテーラ行きでは、マッシモさんの人柄が前よりも少しよくわかりました。よかったなと思います。

さて、本邦初公開、マッシモさんの写真です。
オリーブ畑から搾油所に直行し、重さを量ったところで記念撮影をしました。

この日の収穫の様子は、また別の機会にブログかサイトにアップします。

まじめな農業人ーマッシモさんのこと

時々このブログにも登場する、オリーブ農家のマッシモさんは、去年の夏に大交通事故に遭いました。

6回手術をして、今は松葉杖なしで歩けるようになって、痛みも大分ましになり、仕事も月曜日から金曜日までできるようになりました。
ただ、土日はしんどくてしんどくて、ずっと家で寝ているそうです。

去年の11月に会った時は、げっそり痩せて、松葉杖で辛そうに歩いていました。
時々、意識がもうろうとしているように見えることもあったのですが、痛みを抑えるための強い鎮痛剤の副作用だったようです。

先月、マテーラでマッシモさんと待ち合わせをしていた時、偶然友人のお父さんに会ったので、3人でしばらく話しをしました。
その時に友人のお父さんも私も、マッシモさんのケガのことを初めて具体的に詳しく聞いて、二人して驚いてしまいました。

事故がどのように起こったのかは聞かなかったのですが、その事故で車のドアがマッシモさんの足に刺さり、左足の腿の骨が粉々に、右足のすねの骨が25cmほど無くなってしまったらしいです。
骨が無くなったというのが、よく意味がわからなかったんですが。

マテーラの病院では手当がしきれないということで、バジリカータ州の首都にあるポテンツァの一番大きな病院に運ばれ、すぐに手術が行われました。
偶然に同じ日の朝にその近隣で非常にひどい交通事故が2件あって、その被害者の骨を骨バンクを通して、右足のすねに移植したそうです。
移植がうまく行かなければ、切断しなければいけなくなると言われたということでしたが、幸いにもうまく行ったようです。
ただ、移植した方の右足は、まだ左足の倍くらいの太さになってます。

そんな大けがだったのに、去年は、事故から3ヶ月も経たないくらいで畑に戻ってました。
僕は百姓だから、強いから大丈夫!とニコニコしながら言ってたのを覚えてますが、ほんとはものすごく大変だったんだなと、今になってわかりました。

現在はだいぶ良くなったので、やっとケガのことを話せるようになったのかなとか思いました。

バラッケ農場のねこたち

マテーラのバラッケ農場には、いつもねこが5、6匹います。
ねずみを獲る仕事があるので、ごはんは1日に1回しかもらえません(おなかが満腹だとねずみを獲らなくなるとか……)。
みんな痩せてますが、よその農家の人が、「田舎の犬や猫は痩せてるもんだよ」と、言っていたので、そんなものかもしれないです。

去年の5月に訪ねた時、納屋に積み上げられたできたての干し草の上で、母ねこが生後2ヶ月くらいのこねこ4匹を子育て中でした。

干し草は刈り入れてから発酵させるので、この時はまだ熱を持っていて、温かくて居心地が良かったのかもしれません。

ねこが上ったり下りたりするので、四角く成形され、きちんと積み上げられていた干し草が、だんだんとくずれていっていました。

バラッケのサンプル到着

ようやく、バラッケの新オイルのサンプルが到着しました。
味はいつものバラッケですが、去年より辛みと苦みがきつく、そのまま飲んだらちょっとむせてしまいました。

250mlの缶が3本送られて来ただけなのですが、去年の、魔のマトリョーシカ梱包を彷彿とさせるような、緩衝材やガムテープを多用した複雑でガッチリした包装の仕方で、開ける時に、あまりに開かないのでイラッ(ー_ー#)としてしまったほどでした。
この分では、今年も恐ろしい梱包の仕方でやって来るのだろうなと懸念されます。

なぜこのような包み方になるのかと考えていて、このバラッケ農家の方の本職はお医者さんです。アウトドアが大好きなお医者さんです。
農家で飼っている馬の世話もほとんど自分でするので、時々ケガなどして自分で処置をして丁寧にがっちりと包帯を巻いている姿を見たことも何度かあります。
その姿を思い出して、もしかして包帯感覚で梱包をしているのではないかと思ってしまいましたが、どうなんでしょうか。

バラッケ

バラッケの入荷が遅れております。

今年はどこもオリーブの熟するのが遅く、バラッケ農園でも12月の下旬に収穫と搾油が行なわれたそうです。
そのサンプルを、クリスマス休暇が明けた頃の1月の3日に、イタリアの郵便の外国向け小包の一番速いの(EMSのようなものでしょうか)でわが家宛に送ってくれたらしいのですが、まだ着きません。
う〜む。イタリアからだから、黙って待つしかないか…。

冬が遅い??(オリーブの収穫)

オリーブの種類や立地条件などで実の収穫時期は異なりますが、今年はオイルの味見を満足にできずに日本に帰って来てしまいました。
マテーラを発つ前日にようやく最初のマイアーティカが届き、バラッケ農場のは結局間に合いませんでした。

それとも去年の収穫が早過ぎたのかもしれませんが。
そういえば、別のオリーブ農家のラチェルトーザは去年の収穫はすごく早かったんです。

マテーラで撮った写真を見ていて気がついたのですが、今年は紅葉も遅いようです。

バラッケ農場の馬小屋です。
2009年11月19日

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2010年11月17日

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今年の夏は特に暑かったとか、寒かったとかは聞かなかったんですが、10月が雨が多くてとても寒かったらしく、それで熟す時期が遅れたのでしょうか。

バラッケ農場では、去年は11月20日頃には全て終了していたのですが、今年はクリスマス前までオリーブの収穫は続くらしいです。