モナキッキョ ー バジリカータの妖精

バジリカータに住む妖精の話しです。

以下はマテーラでもらった小さなリーフレットに書かれていた説明で、カルロ・レーヴィの「キリストはエボリに止まりぬ」という本からの引用だそうです。

モナキッキョはとても小さい生物です。

陽気でふわふわしていて、あっちこっちとすばやく走り回ります。

一番好きなことは、クリスチャンの人にいろんないたずらをすることです。

眠っている人の足の裏をくすぐったり、シーツを引っぱってベッドからはがしたり、目の中に砂を入れたり、風に隠れて紙を飛ばしたり、とても思いつかないところに物を隠したり、つねったり、髪の毛を引っぱったり、蚊のように刺したり。

しかし彼らに悪気はありません。彼らが引き起こす損害は重大なものではなく、いつも遊びの側面を持っています。たとえ面倒なことでも、そこから深刻なことが生じることは決してありません。

彼らの特徴は、跳ねたり、おどけた気まぐれをするのが好きなことで、まず捕まえることはできません。

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南イタリアの大雪

acerenza

今週の月曜日以降、雪はだいぶましになってきたようです。
それでもまだ道路が不通になっていたりして、生活は元には戻っていないようですが。

これは、イタリアで最も美しい村のひとつに選ばれているバジリカータ州ポテンツァ県にあるアチェレンツァの町を下から撮った写真です。
バジリカータ有機生産者組合のミケーレさんから送られて来ました。

2月9日に撮影されたもので、一番雪が多く降ってたころでしょうか。

とにかく、こんな大雪の経験はないそうです。

バジリカータ州の役所訪問

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昨日は朝から役所へ行きました。

バジリカータ州の役所なのですが、日本には州はないので、何と言うのかわかりませんが、県庁や市役所やらの州版です。

そこの農業部局(?)で、州外や外国へバジリカータ州の農産物を広めるお仕事もなさっている方を訪ねました。

有意義なお話しもたくさん聞けて、ついでにパンフレットなどもどんどんもらったんですが、あまりに重いものは日本に持って帰れないのでお断りしました。残念です。

元々は総合病院で、それを現在、半分は州の建物に、もう半分は大学として利用しているそうです。

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複数の州の職員の人に紹介をしてもらったのですが、その中にオリーブオイルのテイスター(鑑定人)のリーダー(カポ・パネル)の方がいらして、今度の金曜日の朝に、特別に私のためにオリーブオイルのテイスティング講座をして下さるとのこと。

こんなラッキーなことがあるなんて。ずうずうしいかなと思いつつも、来て良かった。

有機農家の会議

per una zootecnia sostenibile

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22、23の土日に、マテーラの南にあるモンテスカリオーゾという町で、有機農業についての会議がありました。

会場はモンテスカリオーゾのサン・ミケーレ・アルカンジェロ大修道院(Abbazia San Michele Arcangelo)で、試食や展示即売などもあり、賑やかだったようです。

私は催しを締めくくる最後の会議から参加したので、残念ながらそれらを見ることはできなかったのですが。

蛇足ですが、イタリア語で、conventoやmonasteroやabbaziaは、辞書で見るとどれも修道院と書かれています。

いつだったか、abbaziaはサン・ベネディクト(サン・ベネデット)派(?)の修道院で、conventoはサン・フランチェスコ派(?)のそれだと聞いたことがあります。

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1時間遅れて始まった会議は(同席者は皆「南イタリア時間だからしょうがないよ〜」と言ってました。誰もイライラしないし、怒ったりもしません)盛況で、入れ替わり立ち替わり、たくさんの生産者などがビデオやスライドを使いながら、話しをしていました。

この日の主役は畜産だったので、劣悪な環境下で飼育されていたり、また、輸送のトラックの中の気温が高くなり過ぎて倒れて行く家畜の様子が写されたフィルムも上映されました。

会議は2時間みっちり続き、知り合いの説明なしには、演者が何を喋っているのかさっぱりわからないまま、最後は走り回る子どもを見つつ時間を潰すというような状態でした。

会議の行なわれた大広間は、昔ここが修道院だった頃、修道士の食堂でした。

第二次大戦後、フレスコ画の描かれた壁を取り払い、大きな広間とし、映画館として使っていたそうです。

2007年にもこの修道院に来たことがありますが、その時より修復作業は進んでいるように見えました。あまり感じのいい修復の仕方ではないです。

会議が終了したのはもう夜の10時。さあこれで帰れるかなと思いきや、同行の2人に、修道院の外の庭みたいなところに連れて行かれました。

モンテスカリオーゾは海抜365mの山の上にある町です。大修道院はその端にあります。

こんな感じです。

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そしてすぐその先は急に低くなって畑が続きます。

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ともかく、言われるままにいい匂いのする方について行ってみると、先ほどの会議室の下の部屋、というか大きな倉庫のような場所で、宴会の準備が行なわれていました。

建物の前には大きなテラスがあり、昼間だとすばらしい眺望が開けているだろうなと思われますが、辺りはすっかり真っ暗で遠くの灯しか見えません。

灯がたくさん集まっているのはターラントの町だそうで、意外と近いなと思いました。

倉庫のような所では、昔の農機具の展示も行なわれていました。

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実は宴会ではなく、地元の料理の試食会のようなものらしいです。

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出された料理は羊の煮込みで、ペーコラ・アッラ・パストラーレという料理だと思います。

羊の羊飼い風煮込みとでも言うのでしょうか、丸ごとの羊をぶつ切りにして、水、セロリ、にんじん、塩で4-5時間煮込みます。脂肪分の多い料理だそうです。

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前々から話しだけは聞いていたのですが、今回初めて食べることができました。

回りの皆さんは、大いに喋って飲みながら余裕でお皿を空けていきます。

私はそれを尻目に、骨やら筋やら全部一緒に煮込まれているので、どこを食べていいのかよくわからず、食べるというよりも肉や骨の固まりと格闘するというような感じでした。

調理担当の数人の女性が私の隣にちょこっと座り、静かに食べていましたが、格闘の途中でふと彼女らの皿に目をやると、肉や筋をそぎ落とした後、水で洗ったのではないかと言うような美しい骨だけが、食事が終った証拠として皿の上に載っています。

私の皿の上の混乱状態と比べると、同じものを食べたとはとても思えない光景でした。

あとで、マテーラの友人にそのことを話すと、笑いながら「そういう料理を食べるのに慣れてるのよ〜」と言ってました。

メインの羊の煮込みと共に、地元の赤ワインとマテーラのパン(ここはモンテスカリオーゾなので、モンテスカリオーゾのパンと言うのかもしれませんが)がふるまわれました。

地元のパンは相変わらず堂々と厳めしく、その迫力は石の壁にも勝るほどです。

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どれもとてもおいしかったですが、このパンも一生懸命噛まないといけないものなので、食事っていい運動になるなと思った晩餐でした。
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料理を担当された方々、会議の企画運営をされた方々です。

手前の女性のお皿がちゃんと写ってたら、見事な骨が見れたのですが、残念!

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モンテスカリオーゾの新市街から旧市街に入って行く所にある広場も、工事が終ってきれいになっていました。

そこにたむろしてるのはおっちゃんばっかりというのは変わっていませんでしたが。

 

見本市

ポテンツァ 特産食品見本市

搾油所の後はポテンツァで行われている、バジリカータ州の有機生産物の見本市に行きました。
月曜日ということで、会場内はわりと空いていて、楽に見ることができました。
チーズのブースが多かったです。日本ではなかなか食べることのできないチーズがたくさんあって、おいしいと評判の高いモリテルノのペコリーノチーズも初めて食べることができました。
が、調子に乗って試食し過ぎ、最後は満腹も重なり、もうすっかり味がわからなくなってしまいました。おいしい蜂蜜とトリュフをおろしたものがかかったチーズも、残すと悪いので、とにかく必死で飲み込むみたいな食べ方をし、ああもっと味わいたいなぁと残念な気持ちを残すこととなってしまいました。

ポテンツァ 食品見本市